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2006年4月 7日 (金)

代官山 枝垂桜

060405_191101_1 ヒルサイドテラスの夜桜です。
あんまり綺麗なので、思わず携帯のカメラで撮りましたが
是非実物を見ていただきたいです。

                                                                       ヒルサイドテラスは旧山手通り沿いの両側に点在する建物群でオープンは1969年。センスのいいブティックやカフェ・レストランなどテナントがさりげなく配置されたオープンなパブリックスペースが品格ある大人の街並みを創り出している。

この土地を代々守り続けてきた地主の朝倉さんに先日の雨の中、建物群をご案内いただいた。

道から奥まったところに位置する古いご自宅旧朝倉邸は国の重要文化財。道に沿ったモダンな建築物は日本を代表する建築家槙文彦氏の作品群だ。
朝倉家という地主さんと槙文彦さんの出会いをきっかけに、ヒルサイドテラスは悠に30年の時間を費やしてゆっくりとスローな開発を続けてきたのだそうだ。

ギャラリーや展示会用レンタルスペースとして提供されている、都心では贅沢な広々とした空間を拝見しながら、並木道を隔てて見える地所の奥行きや鎮守の森『猿楽塚』、建物を通して奥の敷地のたっぷりとした緑を眺めることができるビューポイントなど、この「家」であり「村」の主ならではの譲れないこだわりも、そこここに感じさせていただいた。

060405_191201               オープンから37年、新しく加わった建物と調和し、全体に少しも古さを感じさせられない。

私の学生時代にも憧れの街だった代官山・・・
当時同じくファッショナブルな憧れの街だった表参道~原宿。先日久しぶりに原宿に足を運んでガッカリした。東郷神社付近のオープンカフェや雰囲気のあった店が軒並み姿を消し、ゲームセンターや何やらの看板がデカデカと貼られた惨めな風景に変わり果てていた。

対して、代官山は今も変わらない上品な大人の街だ。
それは建物や風景といった外観だけではなく、街の内面、「文化」のあらわれなのだということに気付かされた。

スローなまちづくりは、モダンな建築設計などハードの部分から、豊かな緑・文化的遺産の保護、さらにそこに息づくソフトとしての新たな文化をも創り出している。
ヒルサイドテラスにオフィスを構えるアート・ディレクターの北川フラム氏と共に様々なプロジェクトを展開し98年度メセナ大賞を受賞。
その北川さんは、現在代官山から、地方の里山にまで文化を発信。新潟県十日町市で壮大なプロジェクト『大地の芸術祭、越後妻有アートトリエンナーレ』の準備に余念がないご様子だった。
雪国の里山の能舞台、点在する廃校や空き家を利用して国内外のアーティストや地元の人たちが参加して展開されるユニークなプロジェクトのお話を伺い、開催がとても楽しみ・・・

ヒルサイドテラスの地下には、ホームコンサート形式で音楽イベントが開催できるスペースもあり、ピアノはベーゼンドルファが置かれている。

都会の中にゆっくりと文化を育む村。
一貫したオーナー経営でしか実現できない、気の長いプロジェクトなのかもしれない。

代官山の大人は、優雅にして、地に足のついた、本当の豊かさを知る人たちなのですね。


私をここに案内してくださった、丹野翁に感謝。
丹野さんのお話は、面白すぎて書ききれないので、また今度。

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Thank you!

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